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    短編小説

~呪いの子供たち~


・・・・・・ある静かな夜・・・・
「ムカつく・・・なんだよあのクソオヤジ!」
全てを闇が支配している中静まり返る神社から釘を打つ音が鳴り響いている・・・。
カーンカーンカーン・・・・・・・・
「我の憎しみを得て呪え・・・・・。」
一人の女の子・・・歳は・・高校生くらいの女の子の声も同時に聞こえる。
・・・・・・・
*2*
その翌日の朝・・・・・・・。
「えぇー今日は斉藤先生が急病のため欠席です。変わりに私が1日担当します。」
学校で先生がホームルームをやっている。
「では、ホームルームは終わり!休み時間をとってくれ。」
先生の一言で教室中に私語が鳴り響く・・・・・そんな中おかしな会話が混ざる。
「・・・・おい、南野!お前昨日斉藤を呪ったろ?」
一人の男子が南野という女子に話しかける。
「あれ?もうばれてるの?さすが恭介!」
南野と呼ばれる女子が微笑んで答える。
「おいおい、いくら昨日注意されたからって入院させる事はないだろ。」
笑いながら恭介が言う。
「え!?マジでやちゃったの?最高!南野ちゃん。」
突然、一人の女子が話しに混ざってくる。
「あっ、おはよー!桜井。」
南野が突然混ざってきた女子に笑顔で挨拶する。
「でっ、どうやって呪ったの?」
恭介が南野に質問する。
「ん?あいつなんて適当に牛の刻参りですませちゃった。
だってどうせなんの知識もないだろうし今頃体中痛くてもがいてんじゃない?」
南野が笑いながら答える。
「かわいそー。もっとちゃんとした呪術使ってあげればいいのに。
それにもし気づいて呪術師やとって呪詛返しされたらどうすんの?」
桜井がやっぱり笑いながら言う。
「いいの!あんな奴に巫力使いたくないしね。それに知ってるでしょ?私の得意技は呪詛返しされたのをさらに返す事・・・返したら最後、倍にして返してやるさ。」
南野が微笑んで言う。
「まぁ、俺たちが今さら他人のこと気にしてどうすんのさ。もうこれでたぶん100人こえたよ。呪った人数・・・。」
恭介がニヤけて言う。
「もうそんなに?そのうち5,6人死んじゃったしね。」
桜井が笑いながら言う。
「そうそう、そんでバカみたいに怨んで取り付く奴とかいてウザイから抹消しちゃったっけ?」
さらに笑いながら南野が言う。
「可哀想に・・・死んでまで殺されるなんて・・・。」
笑いながら恭介が言う。
「何いってんの!抹消した霊の8割は恭介がやったんじゃん。」
「ん?そうだっけ?」
恭介と桜井が笑いながら言う。
「あっ!授業が始まるよ!」
南野の言葉で全員席について授業が始まった。



キーンコーンカーン・・・・
授業が終って3人は立ち入り禁止の屋上に集まっていた・・・・。
立ち入り禁止だけあった屋上は誰もいない・・・人が来る気配もまったくない。
「どうしたんだよ・・・。」
呼び出したのは南野、そして恭介が南野に聞く。
「・・・・まさかこんなに早いとは・・・斉藤の奴・・・知識があったのか。」
南野がこわばった顔で言う。
「まさか、呪詛返しされたの!?」
桜井が心配そうな顔で南野を見つめる。
「うん、それもこれは斉藤本人が呪詛返ししてる・・・・あいつ知識だけじゃなく巫力まであったんだ・・・。」
南野が答える。
「おいおい、早く呪詛返ししちゃえよ!」
恭介があせった顔で言う。
「・・・・無駄だよ。たぶん、あの斉藤とかいう先生・・呪詛返ししたところでまた返ってくる。」
「おいおい、じゃあどうする気だよ!」
南野の言葉に、恭介がつい強い感じで言う。
「・・・まぁ、そんなあせらないで。呪詛返しして駄目なら誰かに呪いをなすりつけちゃえばいい。」
不敵な笑みを浮かべて言う南野。
「なるほどね。たく・・・じゃあ俺たちも手伝うからさっさと誰かに移しちゃおうぜ。で、誰に呪術を移すんだ?」
恭介があきれて言う。
「私、松田に移したい!」
桜井が飛び跳ねながら言う。
桜井が言う松田とはこの学校の生徒会長でやたらと厳しいと不評の男だ。
「ああ、いいね~松田に決定!
どうせなら倍の倍にして移しちゃお!」
南野が笑いながら言う。
「では、さっそく!」
そして3人は意味不明な呪文を唱え始めて1時間くらい呪術をして家に帰っていった。



*3*
・・・・・朝早くから学校に来ている3人がいた。
「今日の新聞みた?」
桜井が話し始める。
「・・・ああ、あの松田が死んだってやつ?まあ当然でしょ。」
恭介がつまんなそうに言う。
「普通の奴があそこまで強力な呪術くらって生きてたら恐いって。」
笑いながら南野が言う。
「・・・・・・・・・」
そのあと少し沈黙が流れる・・・。
「なんか、斉藤ムカつかない?」
恭介と桜井が声をそろえて言う。
「・・・・そんな事言われてもあいつは呪いじゃ殺れないよ・・・・。」
南野が即答する。
「・・・・何いってんの。俺たちにはあれがあるじゃん。」
恭介が不敵な笑みを浮かべて言う。
「・・・・あれ?・・・・・・ああ、あれね。
でもあれはかなり危険だよ。」
「確かにね。・・・・・・でも失敗した事はないよ。」
南野が言う。
「じゃぁやる事で意見一致ね!」
恭介が楽しそうに言う。
「じゃあ今日の放課後に・・・・・・。」
3人が声を合わせて言う。



キーンコーン・・・・カーン・・
学校が終わりを告げる。
すぐに、屋上に3人が集まった。
「じゃあやるよ・・・・・・・・・。
順番は、カバラ十字の祓い、召喚、命令、封印、カバラ十字の祓い・・・の順番だからな。失敗は許されない・・・気合いれてくからな。」
恭介が真剣な顔をして言う。
「了解!」
南野と桜井が声を合わせて言う。
「・・・・アテ~・・・マルクト~・・ヴェ・・ゲブラ~~・・・ヴェ・ゲドゥラ~・・・ル・・オ~ラム・・・エイメン・・・。。。」
さっそく始めたのか奇妙な呪文を唱え始める3人。
「ふぅ、・・・次は召喚だ。」
そう言うと妙は魔方陣が書かれた大きな紙を取り出し3人でそれを囲いまた呪文を唱え始める。
「時と魔の闇により打ち魔等える翼よここに出でよ・・・・」
そのとたん、周りの空気はこの世のものではなくなった・・・・・・。周りには確実になにかの・・・巨大な生物の気配を感じ、もの凄い殺気で息をするのもままならない感じだった。
「よし、命令に入るぞ!」
恭介が支持しないと誰も動けないほど辺りには謎の生物の殺気が漂っていた・・・。
「我は、汝を召喚せし者我の命に従いて汝を血と肉を与えんとする・・・・。我は汝の魔の力を使いて下郎に裁きを与えし・・・。」
胸に手刀を作り十字を空中に書きながら唱える。
「・・・・・・・ふぅ、いったな。」
恭介がボソッと喋る。
「でっ?次はなんだっけ?」
桜井が言う。
「・・・・・・・帰ってきたな・・・よし、封印に入るぞ!ついでに一気にカバラもおこなう。」
そうゆうと呪文を唱え始めて封印とカバラ十字の祓いをおこなう3人・・・・。
「ふぅ、一通り終ったな。・・・・成功だ!」
恭介が微笑んで言う。
「やったー!・・・これ、疲れるんだよねー。」
桜井と南野が笑みを浮かべて言う。
「じゃあ明日ねー。」
そういって3人が解散していく。


*終章*
次の日・・・・先生が重々しく話す。
「・・・・斉藤先生が死にました。・・・・」
「くくっ、・・・。」
その瞬間、3人が微笑する。
「まぁ、ホームルームは終わり。みんなも気おつけるように。」
先生がホームルームの終わりを告げる。
「くくっ、俺たちの呪術にはむかおうとするからだよ・・・・。」
恭介が笑みを浮かべて言う。
「だね。今回も上手くいったし・・・・。」
南野が言う。
「そうそう私、昨日電車で変なオヤジがウザくってさ、殺っちゃわない?」
桜井が話を変える。
「ん?いいよ別に。」
南野と恭介が微笑んで言う。
・・・・・・・・・そしてまた被害者が出る・・・・・。呪いの子とは呪いを楽しむようになった悪魔の子・・・・またどこかで呪われる不幸な人が・・・・・・


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